THEE MICHELLE GUN ELEPHANT@ペニーレーン24(12/20)

年末から来年にかけて色々出るミッシェル集大成の一環、ライブハウスでのラストライブフィルム上映イベント。
解散後ファンである私にとって、最初で、最後のミッシェルのライブでした。
気付いたときにはチケット完売でしたが、ミクシでチケット譲って頂きました。
多分語りがキモいので、キーワードミッシェルで飛んできた人とか引かないで下さい。
開演が17時と早い!ので頑張って仕事16時上がり。昨日の反省を生かしてちょっと早めに店を出て…また車に全部置いてロンTでペニーレーンにダッシュ!本当はTシャツで行きたいところです。因みに今日の気温はマイナス6℃でしたw
今日は開演5分前には着きました。前へ!前へ!前へ!!
待ってる間は不思議な気分でした。だって、ワクワクしながら待ってるステージの奥には誰もいない。
客より妙な気分なのはライブハウスのスタッフさんでしょうね。楽屋は空でリハーサルも楽器のセッティングもサウンドチェックも照明もなく、ただオーディエンスだけがフロアにあふれている。

最初、ステージのやや左側にいて、しまったウエノ側だ、アベの方に行きたかったな、と思った自分がいました。フィルムだからどこいても全員ちゃんと見れるのに。

開演時間を少し過ぎたころ、ステージいっぱいのスクリーンに幕張メッセのステージが映りました。
曲順はラストヘブンのDVDの裏に載ってるんで見て下さい。
SEのゴッドファーザーのテーマで沸くフロア。感無量。
…アベが登場して、それだけでもうダメだった。泣きました。マジで。アベへの声援がすごかった。
でも曲が始まったら涙引っ込んだ。だって、全部、イントロの一発目が鳴っただけで何の曲か判る、ソラで全歌詞歌えるくらいに聞きこんだミッシェルの曲なんだもん。それが大音量で鳴ってて、皆が突き上げた拳がいくつも見えて、どこからも歓声が聞こえて…楽しすぎるだろ!!
「ドロップ」で始まって「ゲットアップルーシー」、ここまでは割と大人しめだったフロア(スクリーンの中のフロアは最初っから大変なことになってたけど)が3曲目「バードメン」で弾けた!そりゃあバードメンだもんな!!
楽しい。すんごく楽しい。叫んで叫んで叫んで踊って踊って踊って。
最高のロックがいくつも。
音がまたよかったです。バスドラの音は肌で判るくらいだったし、ベースも耳の奥を揺するくらい低く響いて、ギターは空気を裂くように鳴っていた。
「エレクトリック・サーカス」ではやっぱりちょっとしんみり。
「スモーキン・ビリー」では、フロアが「愛と!いう!!憎悪!!!」の大合唱。これやりかたかったの!精一杯叫びましたよ。チバ、すげえ楽しそうに笑ってる。
「リリィ」で本編終了。ステージから去るメンバー。
そんで、最初ちょっと照れくさいような空気になったけど、アンコール待ちの手拍子。…アンコールがあるの、当然皆知ってるけどね!
アンコールは、「GT400」「リボルバー・ジャンキーズ」「ジェニー」
リボルバー・ジャンキーズ」はモッシュモッシュモッシュ!そんで「Hey!Ho!Let's Go!」の大合唱!!これもやりたかったの!
「ジェニー」もモッシュモッシュモッシュモッシュ
再度、スクリーンには誰もいないステージ。
そしてアンコール待ちの手拍子。もう照れくさい感じはなかった。皆最後の曲を知ってるけど、それでもただ待つなんて出来ない。聴きたい。
「世界の終わり」ミッシェルの最初の曲で、最後の曲。
大好きな曲。
大好きな曲が大音量で鳴り響いていて、大勢の人が踊り狂っていて、凄く、凄く楽しくて、感傷に浸るヒマなんてないのに、悲しい。
声が出なくてワンフレーズ飛ばすチバ、そんでニヤリと笑う。1本足りないギターを掻き鳴らすアベ。最後だ。
DVDとは編集が違うので、アベが自分で4弦引きちぎる瞬間が見れました。いつの間にかヘッドからぶら下がってた4弦の謎が解けました。
ザンキュー!」ってシャウトを残してチバがステージを去って、最後の演奏をする3人。
アベが、なんつーかこう、DVD見た人なら判る!あの表情で「ありがとう」…ああああもう駄目。うわあああんアベエエエエエエ。
ウエノも涙目で「ありがとう」って言って、キュウちゃんが色んなものを堪えた顔で何も言わずにステージを去って、鳴り続けていたベースをスタッフさんが止めて…終わった。
すんごく楽しかった。んで、やっぱり悲しかった。…タオル持ってってよかった。


思ったのは、ミッシェルの曲を聴いて、「懐かしい」と思った自分がいたこと。
初めてミッシェルを知った時はミッシェルのCDしか持ってなかったしミッシェルしか聞いてなかったけど、今は好きなバンドも増えて、部屋のCD棚にはミッシェル以外のたくさんのCDが並んでいる。
ミッシェルのCDをかけることは、余りなくなった。
もう、自分にとってミッシェルは過去なのかも知れない。
もう一つは、ミッシェルの音はいつだってミッシェルだってこと。
いくら会場がライブハウスでも、いくら大きいスクリーンに綺麗な映像を流しても、いくら大音量で音を流しても、これはライブじゃ、"生"じゃない。
スクリーンの中にあるのは、6年前の幕張だ。
チバもウエノもキュウちゃんもちょっと老けたし、今は違う場所にいる。アベは、もういない。
ライブのふりしたって、あの映像は偽物だと思った。
でも、音は変わらない。ミッシェルはいなくなっても、ミッシェルの音はいつまでもミッシェルのままだ。
色あせない。古くならない。いつ聴いたって最高にかっこいい。音だけは本物だ。
もう、今の私は毎日ミッシェルの曲を聴くことはないけど、時々聴いて、やっぱりカッコイイなって、そう思うんだろう。


ファンには割と不評なグッズも、いざ見ると買ってしまうわけです…。Tシャツ抱えて、ダッシュで帰宅。さむうございました。
モッシュ中に、フトモモにまともに誰かの膝くらった…。こりゃ青あざだな。