天使たちの探偵/Jの神話

天使たちの探偵/原リョウ

天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫JA)

天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫JA)

この作家はパソコンで漢字が出ないから困る。寮のうかんむり無い字です。
ハードボイルド探偵沢崎のシリーズで短編集。
こないだ読んだ「私が殺した少女」が面白かったので積読から発掘。
あいかわらず沢崎さんがかっこよろしい。
ハードボイルドものは余り読んだことのないジャンルで詳しくないんですが、他はどういう作家がハードボイルド書いてるんだろう。

Jの神話/乾くるみ

Jの神話 (講談社文庫)

Jの神話 (講談社文庫)

イニシエーション・ラブ」とか「リピート」を面白いって言った割りにデビュー作読んでないなあ、確か積んでたよなあ、と読んだ、乾くるみのデビュー作。
もしかしてこれもう絶版なのかなあ。積読はしとくもんだ。
感想は、こういう風に書くのもネタバレの範疇に入るのだろうか。
レストランに入って、燕尾服のウェイターに案内されて椅子を引いてもらって席に着き、テーブルには白いテーブルクロス、お皿の上には芸術的に折りたたまれたナプキン、左右にずらりと並んだ銀食器、一点も曇りも無く完璧に磨かれたグラス、っていうシチュエーションでわくわくして待ってたら運ばれてきた料理は満漢全席だった、って感じ。
別に中華嫌いじゃないけどさあ。一度食べてみたいけどさ満漢全席。
でもこういう舞台設定でこうなってああなったらそういうオチだって思うじゃん!
そのオチもどうにも妄想過多でリアリティーが無くて、途中から引き気味で読んじゃったし。