わっくわっく

京極夏彦三年ぶりの妖怪シリーズ最新作「邪魅の雫」発売まで残り10日!
今日はうっかり「魍魎の匣」再読してました。最近うっかりが多い。これ最初に読んだのは高校生の時で修学旅行で関西に向かう新幹線の中で夢中になって読んでて、んでもってあーんな表紙*1だから変な目で見られてたな…。
多分高校生の頃に京極夏彦を読んでいなかったらきっと大学は薬学部辺りに行ってた*2。良くも悪くも(多分悪い)人生を変えられた一冊。
今魍魎読むと榎木津が普通だ…!榎木津の京極堂に対する二人称が「君」だもん。今読むとすごい違和感。

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「──自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」
昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。
警察も手を拱く中、ついにあの男が登場する! 
「邪なことをすると──死ぬよ」

アマゾンの商品の説明より。毒殺って初めてじゃないですかわくわく。
多分厚さはジョロウグモ>ジャミ>テッソくらい。つまりは厚い。
それと、榎木津礼二郎探偵閣下が主人公の百器徒然袋雨&風がラジオドラマ化だそうです。
http://abc1008.com/autumn/program/hyakki.html
声優陣が声優じゃないからアリキリの人くらいしか声が判らない…。

この両作品は京極ワールドの集大成とも言える作品で、次々と起こる事件を元子爵の子息で探偵の「榎木津礼二郎」が古本屋の店主「京極堂」とともに解決していく痛快ドラマです。

>京極ワールドの集大成とも言える作品で、
アレが集大成とか言われてますけどいいんですか京極先生。
これなんとか金沢で聞く方法ないものか…。

*1:

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

*2:当時理数科にいたのです。いまや文学部生。