奈良美智展

金沢21世紀美術館でやってます。来年3月くらいまで。土曜日に行ってきました。
奈良美智の作品は結構好きです。興味を持ったきっかけはたまたま見てた情熱大陸に出てた奈良美智がミッシェルのTシャツを3種類くらい着てたからですが。
今回まるびー*1の有料エリアを初めて見ましたが、けっこう常人には理解不能現代アートが多かった。テレビ画面に線が現れるだけのの映像とか。何がしたいかわからん。
唯一面白いと感じたのが「世界の起源」とかなんとか名づけられた作品。解説のパンフレット捨てちゃったのでタイトルはうろ覚えですが。薄暗い部屋で、床から天井に向かって白い壁があり、そこに縦長の楕円型の「黒い何か」がある。一見白い壁を黒く塗ったように見えますが、実はそれは壁に穿たれた穴。穴の内部を光を吸収する、光を反射しないような色(黒ではなく藍色らしい)で塗ってある。作者はその空間で「神」を表現したらしい。
不思議。凝視してもペイントなのか穴なのか判らない。何か投げ込んでみたくなる。星新一の「おーい でてこーい」という作品を思いだした。

*1:金沢21世紀美術館の愛称。丸いから。