京極の新刊と西澤。

巷説百物語/京極夏彦

前巷説百物語 (怪BOOKS)

前巷説百物語 (怪BOOKS)

カプセルの中で夜遅くまでかかって読了。翌日眠いのは必定。
エピソード1的な内容*1。又市が若い。青い。未熟。故に、人が死にます。ああ又さんにもこんな時期があったのね…。
巷説シリーズは「無印」も「続」も「後」も百介さん視点だったけど、「前」は又市視点。故に又市の心情が書いてある。判る。それが何か、新鮮。
前作で謎だった部分が解明されたりしてるので、こりゃあ「後」を読み返さねば…。
長耳の仲蔵ってのは、アニメ巷説百物語オリジナルキャラのあれが元なんだろうか。
一番気になったは、果たしてこの時点で又市は何歳なのか、という部分だったりする。20代前半〜中頃じゃないかと思うんですが、まさか10代じゃないよね…?これで10代だったらそれはそれで萌(ry
多分巷説シリーズってこれで終わりではないと思うんだが、「後」のあのラストを最終話にしなかったってことは、もう巷説の最終話は又市が死ぬ以外にないような気がする。

複製症候群/西澤保彦

西澤のいつもの感じの変則ミステリ。ちょっと「狂気」とやらに頼りすぎ。

*1:こんなこと言ってますがスターウォーズは見たことないです。