へルタースケルター/川村カオリ

ヘルタースケルター (宝島社文庫)

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川村カオリ姐さんの自伝エッセイ。
どうも、私はこういうの余り好きじゃあない。内田春菊の「ファザーファッカー」読んだ時と同じ気持ち。
自分の辛い体験を一人称で書いて、それで「私ってかわいそうでしょう?」って臭いをさせないのは、かなり難しいことなんだと思う。
悩みすぎて倒れたりとか、怒りの余り何もかも壊してしまったりとか、嬉しくて身も世もなく泣き崩れたりとか、私にはそんなことは出来ない。出来ないから、そういう苛烈な感性を持った人が羨ましくて仕方がない。私がこういうエッセイを気に食わないのは、ただの嫉妬なんだろう。
この映画↓(映画なのかこれ)
696 TRAVELING HIGH [DVD]

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見た時に、何でここに警察出てきたんだろうとか、何でこの人眼帯してるんだろうとか気になって、その辺のことが書かれてたので、疑問が解けました。
しかしこの人の若い時の写真、ディカプリオそっくりだなあ…かっけー。