西尾と笠井
不気味で素朴な囲われた世界/西尾維新
- 作者: 西尾維新,TAGRO
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/10
- メディア: 新書
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んで一度途中まで読んだのですが、久々に読んだ西尾独特の文章(「たーのしっ」とか)にどうにも馴染めなくて、挫折。…大人になるってこういうことかな。23にもなって…。
その後ちゃんと最後まで読みましたが、「長ラン着てる女子」とか、やっぱどうなのよ、と思う。…年取ったなあ自分。
ミステリ的には、きれいにまとまってるけど、うーん。
登場人物がいつも以上に中二病チックなのは意図的なんだろうか。まあ登場人物ほぼ全員リアル中学生だからなあ。
主人公くんの発言とか、五年後に思い出したらベッドに倒れこんで手足ばたばたしたくなるレベルのもんだと思うんですけど。
病院坂先輩の無表情は無理がありすぎると思う。
余談ですが、ミスドでおかわり自由のカフェオレ飲みながらこれ読んでたら、おかわり持ってきたバイトの兄ちゃんに「それ僕も読みました」って言われた。何のアピールだ。
オイディプス症候群/笠井潔
- 作者: 笠井潔
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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舞台はギリシアのクレタ島、その近くに浮かぶ小島、ミノタウロス島。
今ギリシア悲劇の授業を取ってるんですが、出てくる人間やら神様の名前が覚えられない。作中にもギリシア神話やギリシア悲劇に関する話がばんばん登場するんですが、ついていけない…。何でどいつもこいつも「〜ス」か「〜ン」って名前なんだ。おまけに長いし。
出たときに一度読んだはずなのに、だいぶ覚えてなかった。「こいつ犯人だったよなあ」と思ってた人物が死体で発見されてびっくりする始末。どんだけ記憶力悪いんだよ。
哲学談義も面白いし、ミステリとしてもよく出来てる。ロジックがすばらしい。
相変わらず矢吹駆がかっこいい。(←最重要)
次が早く出ますように。