チーム・バチスタの栄光/海堂尊

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

というわけで徹夜して読んでしまった本。バイト先で一日中劇場版の予告編流してるんだもん。そりゃ読みたくもなるわい。
「ベストセラー！」と言われる本は往々にしてつまらないもんですが、これは結構面白かった。
無駄にキャラが立ってるのが良かったなあ。
映画見に行こう。
以下ネタバレしますので、知りたくない人は注意。

犯行方法と犯人を特定するには専門知識が要るので、本格ミステリ的にはちょっとNG。
手術のときのシーンと、伏線と思われるところを読み返してみたんですが、具体的に犯行のタイミングがいつなのかがよく判らない。
私の理解では、背中にぶっ刺したチューブの先っぽが大脳の近くまで行ってることになってるんですが、それで合ってるんだろうか。
犯人捕まった後の後日談が長いのは、やや蛇足。でもこの作者本物の医者らしいので、第三者機関やら何やらの顛末を書かないわけには行かなかったのかな。
「犯行現場は、半径10cm。」って映画の公式サイトのトップページにでかでかと書いてますが、これ嘘ですよね。それとも映画は結末が違ったりするのだろうか。