ARABAKI ROCK FEST. 09 二日目(4/26)

朝起きて体が布団から出ない。
ほんの何年か前だったら無茶してでもトリまでいただろうし、眠くてもちゃんと出発しただろうなあ…と思いつつ、11時スタートのソイル&ピンプセッションズを諦めて朝寝坊。ソイル見たかったなあ。
カッパと靴はなんとか乾いてましたが、ジーンズは駄目だった。他に汚れてもいいようなジーンズないし、下半身はバイク用のインナーの上にジャージ。上は昨日と一緒。
今日ピロウズあるしどうせ降るだろ、とまたしてもカッパ着たまま出発。市営バスの中浮きまくり。
会場に着いてお昼頃。この頃雨はほとんど止んでました。時々太陽が!
物販覗いてご飯食べてたら結局チャットモンチーも見なかった。
ピロウズの物販にバスターくん折りたたみ傘を発見。さすがっつーかなんつーか。
1時過ぎの髭ちゃんからライブスタート。


髭(HIGE)→the pillows→(スガシカオ)→武藤昭平withウエノコウジTOKYO No.1 SOUL SET浅井健一→EGO-WRAPPIN'→(曽我部恵一バンド)

髭(HIGE)@みちのく

このあたりちらっと太陽が出てきたり、ちょっと雨降ったり。
フェスで何回か見てるのにCDは聞いたことない髭ちゃん。いつも今度聞こう聞こうと思うんだけどなあ。
唯一知ってる曲は、一昨年のエゾで覚えた「黒に染めろ」。でもこの曲やらなかった…。
客のあおり方がうまい。激しすぎなくて楽しく踊れる。
今度こそCD聞くぞー。

the pillows@みちのく

髭ちゃんの後半あたりからパラパラと雨が。山中さわおがアップを始めたようです…とか思ってたら、髭ちゃん終了ピロウズ待ちの間にどんどん晴れていくではないか!なんてこった。
結局ピロウズ始まる頃には、今なら半袖でもいい!くらいの晴れ。日光直撃すると暑いです。太陽すげえ。
結構前の方に行ったら、昨日よりちょっと水分が少なくなった分、ハマったら抜けないレベルの粘度の泥。小学校の時の田植え実習思い出したよ…。ジャンプしても足が地面から離れません。
Fool on the planetからスタート。
さわおさん「雨降ったMCしか用意してなかった…」
客席からは「あめおー」「降らせてくれー」の声が。
モッシュするとマジで暑い。みんな雨降る前提の恰好してるからすんごく暑い。
そしてここでもKなぎさんがらみのMC。「ロック界じゃ日常茶飯事ですけど!っていうね」
ドラムのシンイチロウさんが一瞬Tシャツ脱いで裸になった。すぐに着直したけど。
ついでにシンイチロウさん、前日の移動日に寝過して岩手まで行ったそうです。
シンちゃん「これぞみちのく一人旅!!」
客「おおー」
さわお「声張っただけだろ!…俺20年間『あういえー』しか言ってねえや」
ピロウズは今年20周年だそうで。記念の武道館ライブは、果たして客席埋まるんだろうか。
後半は「Funny Bunny 」「この世の果てまで 」「Little Busters」「Hybrid Rainbow」とキラーチューンの連続。たまりません。それにしても暑い。
Fool on the planet
No Surrender
New Animal
バビロン 天使の詩
Kim Deal
Ladybird Girl
Funny Bunny
この世の果てまで
Little Busters
Hybrid Rainbow

スガシカオ)@津軽

ピロウズ終った途端にぽつぽつ雨。なんというあべこべ。
休憩しつつご飯食べてたら津軽ステージからスガシカオさんの声が。「世界中の〜」っていうなんか聞き覚えのある歌詞が聞こえた。
アラバキはステージ同士が近くて移動が楽な分、音の被りがすごいです。
屋台が集まってるコミュニケーションフィールドにいると、みちのくと花笠と津軽の3ステージの音全部聞こえるよ。

武藤昭平withウエノコウジ@アラハバキ

このあたりからまた雨。
アラハバキはちょっとましな地面だった。ひどいのはみちのくとハタハタ。
この二人で何するんだろうと思いつつ、見に行くしかない面子です。
葬式帰りみたいなスーツのウエノさんといつものちょい悪的なスーツの武藤さん登場。ウエノさんスーツ似合いすぎる。
ウエノさんアコースティックベース(って呼ぶんだろうか、あれは)、武藤さんアコギで、ライブスタート。
1曲目、最初何か判りませんでしたが、クラッシュの「ロンドンコーリング」のカバー。
武藤さんが歌うとクラッシュもジャズに聞こえる。途中から「アラバキコーリング」に。
武藤さんはアコギのボディバンバン叩いて音出したりしてました。
2曲目は新曲?だったんだろうか。「ビッグノーズ」ってサビで、嘘つくと鼻が大きくなるとか、ピノキオな歌詞の曲。
3曲目は勝手にしやがれの「フィラメント」。音の数が少ない分、勝手の時よりも武藤さんの声が響く。しびれるほどかっこいい。
今武藤さんは勝手にしやがれをちょっとお休みして、ソロ活動の準備中なんだとか。
そんでウエノさんと作った新曲「リコ」。
ここでシークレットメンバー登場。
っても勝手のスタッフブログに告知あったから知ってたけど。ドラムキュウちゃん、ギターアイゴン登場。
ウエノさんはエレキベースに、武藤さんはマイクだけ持って完全にボーカル。
最強のリズム隊が…!アイゴンも好きだし、この上ないメンツです。
そんで勝手の「チェリーザダストマン」。そういや勝手にしやがれにはギターいないんだよね。一気にロックな感じ。
なんか、ウエノさんとキュウちゃんがアイコンタクトとったりしてるのが…!この二人がそろったのは去年の蝦夷でも見たけど…。
ほんとにどこ行ったんですかアベさん。
そんで、このメンバーでレコーディングもしたという新曲「至福の空」で終わり。
ソロ楽しみです。武藤さんはかっこいい曲書くなあ。
アラバキベストアクトを一つ選ぶならこれですね。どのバンドも30分くらいしか演奏しなくてちょっと物足りない思いをしてた中、武藤さんとウエノさんは、他より演奏時間が長かったわけでもないのに、聴いててすごく満たされた気持になった。
キュウちゃんアイゴンはこの2曲のためだけにアラバキに来たのだろうか。武藤さんがソロって他の勝手の皆さんは何するんだろう。っていうかキュウちゃん一体いくつバンドかけもちするつもりなの。

TOKYO No.1 SOUL SET@ハタハタ

武藤withウエノ終了からハタハタに直行したら間に合いましたソウルセット。最後のちょっとしか聞けなかったけど。
ソウルセットはCD一枚だけ持ってて、それが結構好み。
ゆるいリズムがなんかいい。
蝦夷にも何回も出てるのに、毎年他のアーティストと被ってて見に行かず。これが初見でした。
雨がひどいので、キャンプの人用の炊事場(屋根あり)からまったり聞きましたが、やっぱ生いいね。

浅井健一@ハタハタ

ソウルセット終わりからそのままベンジー待ち。
んが、ここで財布落としたことに気づいた…。リアル真っ青。帰りのシャトルバスのチケットはあるけど、やばい駅から帰れない…。
どこで落したんだろう。さっき休憩した時に荷物の中に入れたのかな、だったらいいなあ。この田んぼの中に落としてたら、見つかるわけない…!
まあ焦っても財布は出てこないのでとりあえずベンジーベンジー


機材にトラブルでもあったのか、ちょっとセッティングで時間押してました。
ベンジーソロ、メンバーがまたがらっと代わってました。ドラムは椎野さんで判ったけど、ベースはベンジーよりだいぶ年上な感じの、かなり渋いおじさん。そして何よりベンジー以外のギタリストがいた。
なぜ今頃もう一人ギター入れたのか判らん。ベンジーいつも一人で全部弾いてるじゃん。
全員男性だから、なんか妙に男くさかった。ソロにはタバサさん、Sherbetsには福士さんって、最近ずっと女性メンバーいたからなあ。
一曲目「原爆とミルクシェイク」から始まり、ソロとJUDEの曲が多かった。しばらくSherbetsだったから「危険すぎる」とか久し振りに聞いた。盛り上がるう。
ブランキーからは「ディズニーランドへ」。イントロに体が勝手に反応します。
ラストは「DEVIL」。アイムロックロールマーンでモッシュモッシュ
楽しかったけど、なんかベンジーのライブでベンジーじゃないギターの音がするのが違和感。Sherbetsでも福士さんちょっとギター弾くけど、ほんとにちょっとだしなあ。
それにセットリストももうちょっとな感じ。デュルリデュルラとかやってたけど、他にもっとフェスで皆が聞きたがってるだろう曲があると言いたい。


ベンジー終わったらすっかり夜。
インフォメーション行ったら財布が届いてた…!中身も無事に。
届けてくれた人ほんっとにありがとうございました!

EGO-WRAPPIN'@花笠

夜になったら雨はほぼ止んで、星もうっすら見えるくらい。でも明日仕事だしそろそろ帰ろうかなあと思いつつご飯食べてたら、花笠の周囲がえらい人。
エゴラッピンでした。どう考えても花笠にエゴはキャパが足りない。
近づいてちょっと聞いただけ(姿まったく見えず)ですが、「くちばしにチェリー」が聞けたので大満足。生で聞くとすごい声。

(曽我部恵一バンド)@みちのく

エゴラッピン立ち聞きしてる間に、みちのくステージでは大トリの曽我部恵一バンドが始まってました。
見に行ったら、ステージ上では西馬音内盆踊りやってました。秋田県民のくせに初めて見ましたよ。民謡?は誰か生で歌ってたのかなあ。故郷の言葉は、やっぱり懐かしい。
曽我部さんは一昨年のライジングサンのトリでもすごくピースフルなライブしてくれたし、また見たかったけど、正直曲は知らないし…明日仕事だし遅くなるとシャトルバスも混むだろうし駅からの帰りのバスもなくなるだろうし…と考えて、ソカバンは見ずに帰宅しました。


なんかライブよりも自分の体力優先するようになった。年とったなあと思う。
アラバキはステージどうしが近くて移動楽だし、めちゃめちゃトイレあるし、屋台もいっぱいあるし、シャトルバスも入場も並ばないし、シャトルバスも座れたし、メンツもよかったし、ほんっとに雨さえなかったら最高のフェスだったなあ。
ま、田んぼ状態も良い思い出ではありますが。


ライジングサンは過去4回行ってて、このアラバキが人生5回目のフェスでした。思い出すと、私が行ったフェスで雨が降らなかったフェスはない!
毎年長靴買おうか悩んで、フェス以外に使わないし、かさばるし、もしかしたら使わないで済むかもしれないし…と購入を見送ってましたが、こりゃ長靴買った方がいいかもなあ。特に今回のアラバキは長靴が完全に勝ち組でしたね。コンバースの人はどこにも行けないレベル。
会場近くのホームセンターでは長靴が馬鹿売れしたようです。


機会があればまた行きたいなあ。願わくは晴れで。