ダ・ヴィンチ・コード上中下

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

一日ガチで引き篭もってました。何してたかというと、一気読み。
ルーブル美術館の館長の変死体が発見された――という冒頭。
翻訳物にしてはすごく読みやすかった(私翻訳の文体苦手なんですよ)。
美術品やら歴史的建造物やらがわんさか出てくるので、やはり映画向きなんだろう。
感想はネタバレで。




モナリザ関係ないじゃん。
と思ったけど表紙にモナリザがどかんと出てたので私が勝手に先入観持ってただけで「モナリザの謎を解く」とはどこにも書かれてないのでした。
謎を解いて聖杯を探す物語です。
謎を仕掛けたのはルーブル美術館館長のおじいさん。
ダ・ヴィンチ関係ないじゃん。
いや関係なくはないけど。
館長さんが死ぬ間際に死力を振り絞ってウィトルウィウス的人体図のかっこしてた理由が「孫娘の興味を引くため」というのがいまいち弱い気がする。
暗号の答もぐるぐるぐるぐる難しいこと考えた挙句「孫娘の名前」とか。それ最初に試さないか?
ミステリとしてもよく出来てたし、薀蓄もすごく面白かった。二階堂黎人の某作品みたいなトンデモ説だったらもっとインパクトあって面白かったんでしょうが、まあ、ちゃんとした真面目な説なんでしょうねこれ。